飲食店の予約・顧客管理を効率化する「ぐるなび台帳」。すでに導入している店舗でも、「ログイン方法がわからない」「連携設定がうまくいかない」「スマホアプリの使い方を知りたい」といった疑問や課題は少なくありません。また、これから導入を検討している方にとっては、料金や機能、導入事例も気になるところです。
本記事では、ぐるなび台帳の基本概要から料金プラン、ログインや管理画面の使い方、スマホアプリ活用、他社サイトとの連携方法、トラブル対処、そして実際の導入事例までを網羅的に解説します。さらに、よくある質問もまとめているため、既存ユーザーにも導入検討中の方にも役立つ内容になっています。
この記事を読めば、ぐるなび台帳をより効果的に使いこなし、日々の店舗運営をスムーズに進めるためのヒントがきっと見つかります。
目次
ぐるなび台帳とは?予約台帳システムの基本と特徴
ぐるなび台帳は、飲食店向けに提供されているクラウド型の予約システム兼顧客管理システムです。飲食店DXを推進するため、予約受付から顧客情報の蓄積までを一元管理できます。PCやタブレット、スマートフォンから利用でき、店舗内外問わずリアルタイムで予約状況を確認可能です。
主な特徴
機能カテゴリ | 内容 | メリット |
予約管理 | ネット予約・電話予約を一元管理 | ダブルブッキング防止、確認作業の効率化 |
顧客台帳 | 来店履歴・アレルギー・好みを保存 | 接客の質向上、リピーター増加 |
多店舗対応 | 系列店で予約・空席情報を共有 | 送客機会を逃さない |
分析機能 | 来客数・時間帯別集計・売上分析 | 営業戦略やキャンペーン企画に活用 |
他社サイト連携 | ホットペッパー・食べログなどから予約自動取り込み | 管理負担軽減、集客チャネル拡大 |
従来の紙台帳や単体予約システムでは難しかった「予約の見える化」と「顧客情報の継続活用」が可能になり、接客品質と業務効率の両方を高められるのが大きなメリットです。
ぐるなび台帳の料金プランと機能比較【2025年最新版】
ぐるなび台帳は、3つの料金プランを提供しています。基本的な予約受付だけなら無料の「スタート」プランから始められ、必要に応じて上位プランに移行できます。
料金プラン一覧(税別)
プラン名 | 月額料金 | 主な機能 |
スタート | 0円 | 予約台帳(ネット・電話予約管理)、顧客台帳(基本項目)、多店舗対応(2店舗まで) |
ライト | 11,000円 | スタートの機能+顧客情報詳細登録(アレルギー・好みなど)、分析機能(来客数・時間帯別集計) 他社グルメサイト連携(ホットペッパー、食べログ等) |
ベーシック | 33,000円 | ライトの機能+POS連携、CTI機能(電話着信時の顧客情報表示)、メール取り込み 予約配席自動化、導入サポート充実 |
プラン選びのポイント
店舗規模やオペレーション体制、集客チャネルによって最適なプランは異なります。以下はプランを検討する際の目安です。
・初期導入は「スタート」でもOK:小規模店舗やテスト導入の場合におすすめ
・集客力と分析レポートを重視するなら「ライト」:グルメサイト連携や詳細な来店分析が可能
・予約受付の自動化・配席管理の効率化なら「ベーシック」:多機能かつ業務負担を大幅軽減
また、ぐるなび台帳の他にも予約台帳サービスは販売されています。他のサービス導入も検討したい方は以下の記事をチェックしてみてください。

2025.08.06
【無料あり】飲食店向け予約台帳おすすめ9選|機能・料金・選び方を徹底解説
飲食店にとって、予約管理は売上や顧客満足度に直結する重要な業務です。従来は紙の台帳を使っていた店舗も多いですが、近年では「予約台帳システム(...
ぐるなび台帳のログイン方法とログインできないときの対処法
ぐるなび台帳は、PCやスマホ・タブレットからログインして利用できます。ここでは、利用環境ごとのログイン方法と、ログインできない場合の確認ポイントをわかりやすくまとめます。PCやスマホから店舗運営に欠かせないぐるなび台帳へアクセスできます。
PCブラウザからのログイン方法
PCでぐるなび台帳を使う場合は、公式ログインページからアクセスします。以下の手順でスムーズにログイン可能です。
1.公式ログインページにアクセス
2.店舗ID・ユーザーID・パスワードを入力
3.「ログイン」ボタンをクリックして管理画面に移動
スマホ・アプリからのログイン方法
外出先やフロア内で使う場合はアプリ版が便利です。iPhone/iPadに対応しており、インストール後は同じIDとパスワードで利用できます。
・App Storeから「ぐるなび台帳」アプリをダウンロード
・アプリを起動し、店舗ID・ユーザーID・パスワードを入力
・ログイン後、予約状況や顧客情報をリアルタイムで確認可能
ログインできないときのポイント
ログインができない場合は、次の点を確認してください。これらを順に試すことで、多くのケースは解決できます。
・IDやパスワードの入力ミス(全角・半角、大文字小文字)を確認
・パスワードを忘れた場合は「パスワード変更」から再設定
・ネット接続環境を確認(Wi-Fi/モバイル回線)
・システムメンテナンス中でないか公式ページで確認
ぐるなび台帳の管理画面の使い方と基本操作ガイド
ぐるなび台帳の管理画面は、顧客管理システムとして予約状況や顧客情報、配席管理まで一元的に行える中枢機能です。ここでは、日々の運用でよく使う操作方法を中心に解説します。
予約一覧の確認と検索方法
管理画面の予約一覧では、日付・時間帯・予約経路などで絞り込みが可能です。これにより、混雑時間帯や空席状況を素早く把握できます。管理画面の操作手順は以下の通りです。
1.左メニューから「予約一覧」を選択
2.カレンダー表示またはリスト表示で確認
3.絞り込み条件(日時・人数・予約経路)を設定して検索
顧客情報の追加・編集
顧客台帳では、名前や連絡先だけでなく顧客管理システムとして、来店履歴、アレルギー、好みといった情報を詳細に記録できます。たとえば、常連客の好みを登録しておけば、接客の質を高めるだけでなく、誰が対応しても一定のサービスが提供できます。顧客の分類にはタグ機能が有効で、「VIP」「常連」「アレルギー持ち」など目的に応じて自由に設定可能です。
メール取り込み機能の活用
外部グルメサイトから届く予約確認メールを、自動的にぐるなび台帳へ反映できる機能です。設定は管理画面から行い、対象となる予約サイトの送信元アドレスを登録します。設定が完了すれば、該当メールは自動で予約台帳に追加され、手入力の手間を削減できます。特に多店舗経営や複数の予約チャネルを利用している場合に効果的です。
ぐるなび台帳をスマホ・アプリで使う方法【iPhone/iPad対応】
ぐるなび台帳はPCだけでなく、iPhoneやiPadなどのスマートデバイスでも利用できます。外出先やフロア業務中でも予約確認や顧客情報の参照ができ、店舗運営の柔軟性が向上します。
アプリのダウンロードと初期設定
アプリ版のぐるなび台帳は、App Storeから無料で入手できます。導入後は店舗ID・ユーザーID・パスワードを入力すれば、すぐに利用を開始できます。食設定の手順は以下の通りです。
1.App Storeで「ぐるなび台帳」を検索し、アプリをインストール
2.アプリを起動し、店舗ID・ユーザーID・パスワードを入力
3.ログインして予約状況や顧客台帳を確認可能に
スマホ表示での操作ポイント
スマホ版は画面がコンパクトなため、PC版とUI(画面構成)が異なります。日々の業務でよく使う機能は以下の通りです。
・スワイプで予約詳細を表示・編集
・顧客検索は画面上部の検索バーから即時実行
・カレンダー表示とリスト表示をワンタップで切り替え
外出先での活用事例
例えば、店舗責任者が外出中でも予約の空き状況を確認できるため、電話予約の対応やスタッフへの指示がスムーズになります。また、イベント開催時や繁忙期の席配置調整にも役立ちます。
ぐるなび台帳の連携設定|ホットペッパー・食べログ・他社取り込み
他社予約サイトと連携することで、複数の予約システムをまとめて管理できます。ぐるなび台帳は、ホットペッパーグルメや食べログなど複数の予約サイトと連携でき、他社の予約情報を自動で台帳に取り込めます。これにより、複数チャネルでの予約管理が一元化され、入力作業やダブルブッキングのリスクを減らせます。
ホットペッパー・食べログとの連携方法
これらの主要グルメサイトとの連携は、管理画面から設定します。連携を有効化すると、予約情報が自動で台帳に反映されます。
1.管理画面で「連携設定」を開く
2.対象サイト(ホットペッパー、食べログ)を選択
3.必要なAPIキーや認証情報を入力
4.連携を有効化し、テスト予約で動作確認
他社取り込み・メール取り込みの活用
連携APIがない予約サイトでも、メール取り込み機能を使えば予約情報を自動登録できます。送信元メールアドレスを登録しておくと、そのメールが届くたびに予約台帳へ反映されます。
この方法は、地域ポータルや小規模予約サイトを併用している店舗にも有効です。
連携トラブルが起きた場合の確認ポイント
連携がうまくいかないときは、次の項目をチェックすると原因を特定しやすくなります。
・APIキーやログイン情報が最新か確認
・予約サイト側の仕様変更やメンテナンス情報を確認
・台帳側の連携設定が有効になっているか再チェック
ぐるなび台帳の導入事例と業務改善の効果
ぐるなび台帳は全国の飲食店で導入されており、その活用方法や得られた効果は店舗によってさまざまです。ここでは公式事例をもとに、具体的な業務改善の例を紹介します。
導入事例:南麻布「分とく山 本店」
高級和食店の「分とく山 本店」では、導入からわずか1週間でスタッフ全員が操作を習得。予約情報をリアルタイムで共有できるようになり、電話予約とネット予約の二重管理が解消されました。その結果、受付業務にかかる時間が短縮され、接客に割ける時間が増加しました。(参照:ぐるなびPRO:“覚悟”を決めて「ぐるなび台帳」を導入。予約対応が格段にスピーディに!)
導入事例:名古屋「厨 盛田」
複数店舗を運営する「厨 盛田」では、系列店間で空席情報を共有することで、予約を相互に送客できる体制を構築。加えて、CTI機能により着信時に顧客情報が画面に表示されるようになり、リピーターへの対応がスムーズになりました。(参照:ぐるなびPRO:系列全店でぐるなび台帳を導入。空席を共有して満席時は姉妹店に誘導)
導入事例:六本木「ステーキハウス ハマ 本店」
顧客の利用目的や好みをタグ管理し、さらに画像メモで視覚的に記録。これにより、担当者が変わっても一貫した接客が可能になり、顧客満足度の向上につながりました。(参照:ぐるなびPRO:古くからの多くの常連客の情報を集約。「ぐるなび台帳」の情報が店の財産に)
ぐるなび台帳に関してよくある質問
ぐるなび台帳の利用や導入を検討する中で、多くのユーザーが共通して疑問に思うポイントをまとめました。既存ユーザーだけでなく、これから導入を検討している方も参考にできます。
ぐるなび台帳とは何ですか?
ぐるなび台帳は、飲食店向けのクラウド型予約・顧客管理システムです。ネット予約と電話予約を一元管理でき、顧客情報や来店履歴を活用して接客品質を向上できます。PCやスマホ・タブレットから利用可能です。
ぐるなび台帳の価格はいくらですか?
料金プランは3種類あり、0円の「スタート」、11,000円の「ライト」、33,000円の「ベーシック」があります(いずれも月額・税別)。プランによって使える機能やサポート範囲が異なります。
予約台帳とは何ですか?
予約台帳とは、顧客の予約情報を管理するための帳簿やシステムを指します。ぐるなび台帳はそのデジタル版で、紙台帳に比べて検索性・共有性が高く、他店舗や外部予約サイトとも連携できます。
ぐるなびの掲載料はいくらですか?
ぐるなび台帳の利用料金とは別に、ぐるなびに店舗情報を掲載するための掲載料がかかる場合があります。掲載プランやエリアによって異なるため、詳細はぐるなび営業担当または公式サイトで確認が必要です。
ぐるなび台帳のログアウト方法は?
管理画面右上のユーザー名をクリックし、「ログアウト」を選択すると安全にログアウトできます。共用端末では必ずログアウトしましょう。
パスワード変更はどうやって行いますか?
管理画面の「ユーザー設定」から「パスワード変更」を選び、新しいパスワードを登録します。セキュリティのため、定期的な変更をおすすめします。
ログインできない場合はどうすればいいですか?
ぐるなび台帳にログインできない場合は以下の要因が考えられます。一つずつ確認しましょう
・入力情報(店舗ID・ユーザーID・パスワード)を再確認
・パスワードを忘れた場合は「パスワードをお忘れですか」から再設定
・公式サポートページで障害やメンテナンス情報を確認
メンテナンス情報はどこで確認できますか?
ぐるなび台帳公式サイトの「お知らせ」または管理画面トップにメンテナンス日時が掲載されます。
複数店舗での利用は可能ですか?
はい。複数店舗を一元管理できる機能があり、系列店間で予約情報や顧客データを共有できます。
まとめ
ぐるなび台帳は、予約・顧客管理を一元化し、業務効率化と接客品質向上の両方を実現できるツールです。既存ユーザーにとっては、機能や設定を正しく使いこなすことで日々の業務がさらにスムーズになります。また、導入を検討している店舗にとっても、複数の予約チャネルをまとめて管理できる点は大きな魅力です。
ここまで解説してきた内容を活用することで、ログインや管理画面の操作、スマホアプリでの運用、他社サイトとの連携、トラブル時の対応まで、ぐるなび台帳を効果的に使えるようになります。