Google検索やGoogleマップからレストランや美容室の予約ができる「Googleで予約」。便利なこの機能ですが、「ちゃんと予約できている?」「どこで内容を確認できるの?」と疑問に思う人も多いようです。
本記事では、Googleで予約した内容を確認・変更・キャンセルする方法を、ユーザーと店舗の両視点から丁寧に解説します。
「Googleで予約」とは何か?
「Googleで予約」は、Google検索やGoogleマップ、Googleアシスタントを通じて、飲食店や美容室、フィットネスジムなどのサービスを簡単にオンライン予約できる機能です。正式名称は「Reserve with Google(リザーブ ウィズ グーグル)」で、Googleが提供する無料の予約プラットフォームです。
主な特徴
・検索結果やマップから直接予約可能
たとえば「渋谷 カフェ 予約」と検索すると、店舗の詳細情報に「席を予約」ボタンが表示され、そこから簡単に予約が可能です。
・Googleアカウントで予約管理
予約内容はGoogleアカウントに紐づいており、Googleマップやウェブ上の「予約」セクションからいつでも確認できます。
・外部の予約プロバイダと連携
トレタ、Rリザーブ、ebicaなどの予約サービスと連携しており、店舗側は提携パートナー経由で「Googleで予約」を導入する形になります。
利用できる主な業種
・飲食店
・美容室・サロン
・フィットネス・ヨガスタジオ
・医療機関・クリニック(対応エリアのみ)
現在、国内では主に飲食・美容関連での導入が進んでおり、特に予約が多いエリアでは検索時に高い確率で「Googleで予約」対応の店舗が表示されます。
予約を確認・変更・キャンセルする方法【ユーザー向け】
Googleで予約した内容は、複数の場所から簡単に確認・操作することができます。以下に、代表的な方法を目的別に解説します。
Googleの「予約」ページから確認・操作する
Googleには、予約管理専用のページがあります。
・アクセス方法:Googleの予約ページ にアクセス
・ログイン中のGoogleアカウントに紐づく予約が一覧で表示されます
・各予約の詳細画面から「変更」「キャンセル」などが可能です
Googleアカウントの「お支払いと定期購入」メニューから確認
スマートフォンやPCの「Googleアカウント」設定画面からも予約内容にアクセスできます。
操作手順(Androidの例):
①Googleアカウント にアクセス
②左メニューから「お支払いと定期購入」→「予約」
③一覧から確認したい予約を選び、操作します
この方法は特にスマホ利用時に便利です。
Googleマップや検索結果から操作する
検索結果やGoogleマップからも予約を辿ることができます。特に「席を予約」ボタンから行った予約は、店舗ページから直接たどれます。
例:
・「○○カフェ 予約」で検索 → 右側の店舗情報枠内にある「予約の確認」ボタンをタップ
・マップアプリで店舗を検索 → 「予約を管理」をタップ
確認メールや通知からアクセスする
Googleで予約を行うと、登録メールアドレス宛に確認メールが届きます。
・メール本文には「予約を確認」「キャンセル」などのリンクが記載されています
・Gmailユーザーであれば、Googleカレンダーとも連携されており、カレンダー上の予定から予約詳細へアクセス可能です
Googleで予約した内容を確認したい方はこちら
よくある悩み・トラブルと解決法
Googleで予約を使う際に多くのユーザーが直面するトラブルについて、原因と対処法をケース別に整理して紹介します。
予約がちゃんと取れているか不安
「予約完了の画面が表示されなかった」「確認メールが届かない」など、予約の成立を不安に感じるケースがあります。
確認ポイント:
・Google予約ページで履歴を確認
・Googleアカウントの「お支払いと定期購入」→「予約」から確認
・Gmailの「迷惑メール」や「プロモーション」フォルダをチェック
・店舗に直接問い合わせて、予約情報が届いているか確認
キャンセルや変更ができない/反映されない
Googleから予約の変更やキャンセルができない場合、その予約が外部プロバイダを通じて行われている可能性があります。また、予約締切時間を過ぎていると、操作できないこともあります。
対処方法:
・確認メールに記載されたリンクから、予約サイト経由で操作する
・締切を過ぎた場合は、直接店舗に電話連絡
・Googleマップ上の店舗情報から「サポートに問い合わせる」ボタンを活用
予約内容が間違っている
日時や人数、名前などに誤りがある場合は、以下のステップで対応可能です。
対応手順:
・Googleの予約履歴や確認メールをまず確認
・修正できる場合は、メールのリンクから変更を試す
・修正できない場合は、予約先のプロバイダまたは店舗に直接依頼
店舗運営者向け:Googleで予約を導入・管理するには?
「Googleで予約」は、検索結果やGoogleマップから直接予約を受け付けられる機能です。店舗にとっては新規顧客獲得の手段として非常に有効ですが、導入にはGoogleと提携した予約管理システムの利用が必要です。
Googleで予約を導入するメリット
・ユーザーが離脱せずに予約完了
検索から数タップで予約が完結し、予約率の向上が見込めます。
・Googleカレンダー連携で予約管理が簡便に
スタッフとの情報共有やスケジュール管理もスムーズに行えます。
・インバウンド集客にも効果的
海外ユーザーにも認知されやすく、特に都市部で効果が期待されます。
導入に必要なもの
①Googleビジネスプロフィールの登録・最新化
②提携している予約システムのいずれかを契約
③各システムで「Googleで予約」連携設定を実施
主なGoogle提携予約システム
以下は、Googleで予約と連携可能な代表的な予約システムです。
R reserve(アールリザーブ)
Rリザーブは、Googleの「Reserve with Google(旧:Googleで予約)」との連携に対応した飲食店向けのネット予約システムです。月額料金制で予約手数料が無料な上、業界最安値で利用できます。
予約が入るとメールや電話、アプリ通知、LINE転送通知など、多彩な方法で通知を受け取ることができ、予約の見逃しを防止します。
Rリザーブは、初めてネット予約システムを導入する店舗でも安心して利用できるよう、専任のサポート体制を整えています。期間限定で初期費用や月額費用が割引になるキャンペーンも行っています。
TORETA(トレタ)
TORETAは、飲食店向けに特化した予約・顧客管理システムで、「Googleで予約」との連携が可能です。直感的な操作性とシンプルなデザインが特徴で、複数の予約サイトの情報を一元管理できます。また、予約データをもとに顧客管理を行い、リピーターの獲得にも役立ちます。
ebica(エビカ)
ebicaは、「Googleで予約」と連携し、飲食店の予約管理を効率化するクラウド型のシステムです。電話予約・ネット予約を一元管理できるため、予約の重複やダブルブッキングを防ぐことができます。また、AIを活用した予約分析機能が搭載されており、店舗の稼働率を最大化するためのサポートも行われています。特に、複数店舗を運営している飲食チェーンにとっては、効率的な予約管理が可能になります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

2025.02.17
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まとめ:確認方法の早見表と注意点
「Googleで予約」は、ユーザー・店舗双方にとって便利なサービスですが、操作や連携先によって確認・管理の方法が異なります。ここでは、主な確認経路を早見表で整理し、注意点も併せて紹介します。
ユーザー向け:予約確認・変更・キャンセルの早見表
確認方法 | 内容・特徴 |
Googleの予約ページ | 公式予約ページにアクセスし、一覧で確認可 |
Googleアカウント設定内「予約」 | 「お支払いと定期購入」→「予約」で履歴確認・操作 |
Googleマップ / 検索結果 | 店舗情報から「予約を管理」をタップし操作 |
確認メール | メール内リンクから詳細確認、キャンセル・変更が可能 |
店舗向け:予約の確認・管理ルート
管理方法 | 説明・連携先 |
提携予約システムの管理画面 | Rリザーブ、トレタなど各システムから確認・変更可能 |
Googleビジネスプロフィール | ステータスの表示や予約の履歴一部が確認可能 |
Googleカレンダー(連携設定済みの場合) | スタッフ間での共有・管理がスムーズ |
利用時の注意点
・確認メールが届かないときは迷惑メールフォルダもチェック
特にGmailユーザーは「プロモーション」「迷惑メール」フォルダに分類されやすいため注意。
・キャンセル締切時間や手順はプロバイダごとに異なる
Googleで直接キャンセルできない場合は、メール記載のリンクから操作。
・予約情報の反映にタイムラグがある場合も
店舗側の管理画面にすぐ反映されないことがあるため、急ぎの場合は電話確認が確実。