レストランボードはサイトコントローラー対応?他ツールとの違いと選び方を解説

飲食店向けの無料予約台帳アプリ「レストランボード」。
多機能で便利な一方「サイトコントローラー」として使う機能はありません。

本記事では、レストランボードとグルメサイトとの連携状況や、サイトコントローラー機能との違い、他ツールとの比較までをわかりやすく解説します。

目次

レストランボードはサイトコントローラーに対応している?

レストランボードは予約台帳として多機能でありながら無料で使える点が魅力ですが、サイトコントローラー機能には対応していません
これは公式のサポートページなどでも明記されています。

一部グルメサイトとの連携は可能

レストランボードは、グルメサイトと予約情報の自動取り込みによる連携が可能です。
一方でサイトコントローラー機能と異なり、各グルメサイトの空席状況とレストランボードの在庫がリアルタイムに同期するわけではありません

サイトコントローラー的な「在庫の一元管理」は非対応

レストランボードは、サイトコントローラーが備えるような在庫の自動連携機能には対応していません。つまり、以下のような点で機能に制限があります。

  • あるサイトで予約が入っても、他サイトの在庫は自動で減らない
  • ダブルブッキングを防ぐには、手動で在庫を調整する必要がある
  • リアルタイムの在庫反映ができないため、人的ミスのリスクが残る

そのため、レストランボードを使う場合は、「予約情報の管理」は効率化できますが、「在庫管理」は手動で補完が必要になります。

予約管理と在庫管理の違い

予約管理は、入った予約情報を一覧で把握・管理することを指します。

一方、在庫管理は、複数の予約サイト間で空席状況を自動的に同期し、ダブルブッキングを防ぐ仕組みです。

つまりレストランボードは予約管理には対応していますが、在庫管理の仕組みは備えていません。
次の章では、グルメサイトコントローラーとは何か、そして予約管理ツールとの違いを詳しく解説します。

サイトコントローラーとは?グルメサイト連携に必須のツール

飲食店が複数のグルメサイトに掲載している場合、それぞれのサイトで予約在庫を個別に管理する必要があります。これを手作業で行うと、二重予約(ダブルブッキング)や空席情報のズレが発生しやすく、業務負担も大きくなります。
そのような課題を解決するのが「サイトコントローラー」と呼ばれるツールです。

サイトコントローラーの基本的な役割

サイトコントローラーとは、複数の予約サイトと飲食店の予約在庫をリアルタイムで連携させるシステムのことです。主に以下のような機能を提供します。

  • グルメサイトや自社予約ページとの在庫一元管理
  • 予約状況に応じた空席情報の自動更新
  • ダブルブッキング防止
  • 店舗側の管理画面での統合的な予約管理

たとえば、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメといった予約サイトに同時に掲載していても、サイトコントローラーを使えば、ひとつの予約で他サイトの空席が自動的に調整されるため、手動での修正作業が不要になります。

レストランボードとサイトコントローラー比較表

項目 レストランボード サイトコントローラー
主な役割 予約台帳・顧客管理 グルメサイト在庫の一元管理
複数サイトの在庫同期 ×
ダブルブッキング防止 △(手動対応) ◎(自動)
予約情報の集約
空席情報の自動更新 ×
向いている店舗 小規模・単一媒体中心 複数媒体を運用する店舗

導入するメリット

サイトコントローラーを導入することで、次のようなメリットが得られます。

  • 予約管理の工数を削減できる
  • 人的ミスや二重予約のリスクを減らせる
  • 顧客対応やホール業務にリソースを集中できる
  • 複数サイトに掲載している店舗でも安定運用が可能になる

特に、来店予約が集中する繁忙時間帯や週末営業では、手動管理では対応しきれないケースが多いため、複数サイト運用をしている店舗にとっては、サイトコントローラーは業務の安定化に欠かせない存在といえます。

続いて、レストランボードの基本機能について紹介します。

レストランボードとは?予約台帳アプリの特徴と機能

レストランボード」は、リクルートが提供する無料の予約台帳アプリです。iPadなどのタブレット端末にインストールすることで、店舗の予約受付、顧客情報の管理、席の配置などを一元管理できます。
直感的な操作性とシンプルな画面設計が特徴で、ITに不慣れなスタッフでも扱いやすく、小規模な飲食店を中心に導入が進んでいます。また、同じくリクルートが提供するPOSレジアプリ「Airレジ」と連携できる点も利便性の高さにつながっています。

レストランボードの主な機能

レストランボードに備わっている主な機能は以下のとおりです。

  • 電話予約とネット予約の一元管理
  • 予約台帳に基づく自社予約ページ上の空席表示の自動反映
  • 顧客の来店履歴・属性情報の蓄積
  • メールやSMSでのメッセージ配信
  • 席配置の視覚的な管理
  • 顧客情報を活用した再来店促進

特に、基本利用料が無料である点は、大きな初期投資が難しい個人経営の飲食店や、小規模店舗にとって大きな導入メリットといえます。

グルメサイトとの連携

レストランボードは、主に以下のグルメサイトと予約情報の自動取り込みによる連携が可能です。

  • ホットペッパーグルメ
  • 食べログ
  • ぐるなび
  • Yahoo!ロコ
  • ヒトサラ
  • Retty

これらの予約サイトから受け付けた予約情報は、レストランボードの予約台帳に自動で取り込まれ、表示されます。予約の確認や顧客情報の一元管理をスムーズに行える点はメリットです。

対応状況を踏まえて選定が必要

レストランボードは、あくまで自社の電話予約やネット予約をアプリ内で一元管理する用途に特化しており、グルメサイト連携が必要な場合は別の予約管理ツールの導入も検討すべきです。

一部の競合サービス(例えばebicaやトレタなど)はサイトコントローラー機能を備えており、自動在庫連携を実現できます。そのため、レストランボードを導入するかどうかは、「どの程度グルメサイト予約を活用しているか」によって判断することが重要です。

レストランボードとの連携方法を知りたい方は以下の記事をご覧ください!

サイトコントローラーを使いたいなら?他予約管理ツールとの比較

レストランボードはサイトコントローラー機能に対応していないため、複数のグルメサイトとの予約在庫を一元管理したい場合は、他の予約管理ツールを検討する必要があります。ここでは、代表的な予約システムとして「ebica(エビカ)」と「トレタ」の2つを紹介し、レストランボードとの違いを整理します。

ebica(エビカ)|豊富なグルメサイト連携機能

ebicaは、株式会社エビソルが提供する飲食店向けの予約管理システムで、国内外のグルメサイトとの在庫連携が可能なサイトコントローラー機能を搭載しています。
主な特徴は以下のとおりです。

・食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、ヒトサラなど11の予約サイトとリアルタイム連携

・Google、Instagram、LINEとの連携も可能

・店舗公式HPやSNS経由の予約も一元管理できる

・ダブルブッキングの防止や予約状況の自動反映に強み

多チャネルから予約を受け付けている店舗にとっては、在庫調整や運用負担を大幅に軽減できるツールです。

トレタ|中〜大規模店舗向けの総合予約管理ツール

トレタは、飲食店の業態や規模に応じて柔軟に対応できる予約台帳サービスです。複数のグルメサイトとの連携に加え、顧客管理や分析機能も充実しています。

・サイトコントローラー機能で予約在庫を一元管理

・予約データの分析やCRM(顧客関係管理)に対応

・モバイルオーダーや受付管理など、予約以外の周辺業務もカバー

店舗数が多いチェーン店や、顧客情報の活用によって再来店を促進したい中規模以上の店舗に向いています。

レストランボードとの主な違い

ここでは、レストランボードとサイトコントローラー対応ツール(ebica・トレタ)の違いを、機能面・運用面から比較します。
表は横にスクロールが可能です。

機能項目 レストランボード ebica トレタ
利用料金 無料(基本機能) 15,000円~(要問合せ) 有料(要問合せ)
サイトコントローラー機能 非対応 対応(11サイト以上) 対応(多数のサイト)
POSレジとの連携 Airレジと連携可能 外部POSと一部連携可能 一部POSと連携可能
対象店舗 小規模〜中規模向け 中〜大規模向け 中〜大規模向け

このように、予約経路の多さや在庫調整の必要性に応じて、適した予約管理ツールは異なります。グルメサイト経由の予約を主力にしている場合は、サイトコントローラー機能を持つ有料ツールの導入も選択肢に入れるべきです。

レストランボードが向いている飲食店の特徴とは?

レストランボードは、無料で使える予約台帳アプリとして多くの飲食店に導入されています。ただし、サイトコントローラー機能には対応していないため、どのような店舗に適しているかを明確に把握しておくことが重要です。

以下では、レストランボードが特に向いている店舗の特徴を整理します。

予約件数が比較的少ない小規模店舗

レストランボードは、電話予約や自社ネット予約を一元管理できる仕様となっており、複数のグルメサイト経由で大量の予約を受けているような大規模店には不向きです。

そのため、以下のような店舗には非常に相性が良いといえます。

– カウンター中心やテーブル数の少ない個人経営の飲食店
– 予約数が1日に数件程度に限られる店舗
– 飲食予約サイトに依存せず、電話や自社予約をメインにしている業態

こうした店舗では、サイトコントローラーを導入するほどの規模や必要性がないため、レストランボードの無料機能だけで十分に運用可能です。

Airレジと連携して店舗全体の効率化を図りたい場合

レストランボードは、リクルートが提供するPOSレジアプリ「Airレジ」とスムーズに連携できます。これにより、以下のような効率化が可能になります。

– 来店予約情報と会計情報を自動で紐づけ
– 顧客単位の来店履歴や会計履歴を一括で把握
– 売上データと予約データを連携した分析も可能

特に、すでにAirレジを導入している店舗であれば、追加コストなしで予約管理機能を拡張できる点は大きな利点です。

レストランボードとサイトコントローラーに関するよくある質問【Q&A】

ここでは、「レストランボード」と「サイトコントローラー」に関して飲食店経営者やスタッフから寄せられることの多い疑問を、Q&A形式でまとめました。

Q1. レストランボードは食べログやぐるなびと自動連携できますか?

一部のグルメサイトと予約情報の自動取り込みによる連携が可能です。 対応しているのは、ホットペッパーグルメ、食べログ、ぐるなび、Yahoo!ロコ、ヒトサラ、Rettyなどで、これらのサイトからの予約は自動でレストランボードに反映されます。

ただし、在庫の一元管理(リアルタイムな枠数連携)はできません。 そのため、各グルメサイトの空席調整やキャンセル処理などは、別途対応が必要になるケースがあります。

Q2. ダブルブッキングを防ぐにはどうすればいいですか?

複数のグルメサイトを利用している場合、サイトコントローラー機能を持つ別の予約管理ツールの導入が有効です。例えば、ebicaやトレタといったツールでは、各グルメサイトの在庫情報を自動で連携できるため、ダブルブッキングのリスクを大幅に減らせます。

もしレストランボードを使い続ける場合は、予約が入った際に即時に他の媒体の在庫を手動で調整する体制を整えることが重要です。

Q3. 将来的にサイトコントローラー機能が追加される予定はありますか?

2025年8月時点では、レストランボードにサイトコントローラー機能が追加されるという公式発表はありません。 ただし、近年はIVRyとの連携による電話予約のAI対応機能など、新たな機能が追加されていることから、今後さらに他ツールとの連携が進む可能性はあります。

導入を検討している店舗は、レストランボードの公式サイトやお知らせページで最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ|レストランボードがサイトコントローラーと違う理由と選ぶポイント

レストランボードは、無料で利用できる予約台帳アプリで、Airレジとの連携や顧客管理など、日々の予約業務を効率化できる点が特徴です。
また、複数のグルメサイトから予約情報を自動で取り込み、予約内容を一元的に把握できます。

一方で、各予約サイトの空席情報をリアルタイムで同期する「在庫の一元管理機能」には対応していません。
そのため、レストランボードが適しているか、サイトコントローラーを導入すべきかは、予約経路や予約件数に応じて判断することが重要です。

レストランボードが向いている店舗

  • 電話予約や自社予約が中心で、予約件数が比較的少ない店舗

サイトコントローラーを検討すべき店舗

  • 複数のグルメサイトから日常的に予約が入り、在庫調整が頻繁に発生する店舗

在庫連携までは不要で、
自社予約やGoogle経由の予約管理をシンプルに行いたい店舗向け
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