食べログの店舗登録は無料？有料プランの料金比較と集客効果をわかりやすく解説

「食べログにどうやって店舗登録するの？」「登録は無料なの？」と疑問を持つ飲食店オーナーは多いはずです。特に新しく開業した店舗では、早く集客につなげたいというニーズも強いでしょう。

本記事では、食べログの店舗登録方法や料金、メリット・デメリット、よくある質問までを分かりやすくまとめています。これから掲載を検討している方はもちろん、すでに登録済みで管理方法を見直したい方も是非参考にしてください。

食べログの店舗登録は無料？できること・できないこと

食べログの店舗登録（掲載）は 無料 で利用できます。
まずは費用をかけずに店舗ページを公開できるため、開業したばかりのお店でも取り組みやすい点が大きな特徴です。

ただし、無料プランにはできること・できないことが明確に分かれており、「どこまで無料で運用できるのか」 を理解しておくことが重要です。

無料登録・掲載でできること

無料掲載で登録できる情報は、以下のように「基本情報が中心」です。

これにより、ユーザーが検索した際に 誤った情報が表示されるリスクを減らせる 点が大きなメリットです。

ただし、食べログには「無料」と「有料」の掲載形態があり、無料掲載はあくまで「最低限の店舗情報を公開するための仕組み」と位置づけられています。より積極的に集客を狙うなら、有料プランを利用するケースも多いですが、その詳細は後述します。

無料だとできない・制限されること

• 露出強化（検索順位・上位枠表示）は不可
  無料プランだと、検索結果の上位表示や特集枠には入りません。
  競合が多いエリアでは、ページの露出が大きく低下します。
• プロフィール写真の優先表示は不可
  有料プランに比べると写真の表示位置が下がり、クリック率に影響します。
• 予約機能の強化（ネット予約の導入）は不可
  無料プランの場合、食べログ上での「ネット予約」機能は利用できません。
  電話予約が中心となり、予約獲得数に差が出やすいポイントです。

従量課金制で、ネット予約プランに加入することが可能です。（予約に応じて課金）

• 詳細メニュー・クーポンの積極的な訴求が難しい
  無料だとメニューの露出・クーポンの掲載が限定的で、集客導線は弱め。

食べログに店舗を登録するメリット

飲食店にとって集客チャネルを広げることは欠かせません。なかでも食べログは圧倒的なユーザー数を誇るため、掲載するだけで多くの人の目に触れる可能性があります。ここでは、食べログに店舗を登録することで得られる主なメリットを整理します。

多くのユーザーに見つけてもらえる集客効果

食べログは日本国内でもっとも利用者数の多いグルメサイトのひとつです。ユーザーは「ランチ　渋谷」や「居酒屋　個室」といった条件で検索するため、掲載されるだけで自然検索からの集客につながりやすくなります。

店舗の信頼性を高められる

食べログに掲載されていること自体が「信頼の証」として機能します。特に新規オープンの店舗や知名度がまだ低いお店にとっては、認知度向上や来店ハードルを下げる効果があります。

無料からスタートできる

基本情報の登録は無料で可能です。まずはコストをかけずに店舗ページを作成し、その後必要に応じて有料プランを導入することで、さらに露出や予約機能を強化できます。

食べログに店舗を登録するデメリット

食べログは集客に有効なプラットフォームですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。登録前に知っておくことで、後悔のない選択ができます。ここでは代表的なデメリットを整理します。

口コミ評価に依存しやすい

食べログは口コミが大きな影響力を持つため、評価が低い場合には集客力が下がってしまう可能性があります。特に新規オープンの店舗では、最初の数件の口コミが印象を大きく左右します。

有料プランを導入しないと露出が限られる

無料プランでも掲載は可能ですが、検索結果での上位表示や予約機能の強化には有料プランが必要です。競合店が有料プランを利用している場合、無料のままだと埋もれてしまうリスクがあります。

費用対効果の検討が必要

有料プランを利用する場合、月額料金がかかります。地域や業態によっては十分な集客効果を得られないケースもあるため、ほかの集客手段と合わせて費用対効果を見極めることが大切です。

食べログの店舗登録に必要な準備

スムーズに店舗登録を進めるためには、事前に必要な情報や素材をそろえておくことが重要です。あらかじめ準備を整えておけば、登録作業が短時間で済み、審査もスムーズに通過しやすくなります。ここでは最低限準備しておきたい項目を紹介します。

店舗の基本情報

登録時には、以下のような基本情報の入力が求められます。

・店舗名
・住所
・電話番号
・営業時間・定休日
・座席数や喫煙可否

正確な情報を入力することで、ユーザーに安心感を与えられます。

店舗や料理の写真

食べログでは、写真がユーザーの来店意欲に大きく影響します。外観や内観、看板メニューの写真を用意しておくと、より魅力的なページに仕上がります。

オーナー確認のための連絡先

オーナー用アカウントを作成する際には、メールアドレスが必要です。さらに、食べログ側が店舗情報の確認を行う場合があるため、連絡が取れる電話番号も用意しておきましょう。

食べログの店舗登録手順

食べログへの店舗登録は、オーナー専用の管理画面を通じて行います。基本的な流れを把握しておけば、迷わずスムーズに進められます。ここでは、登録から掲載開始までの手順を順を追って解説します。

店舗会員登録を行う

まずは「食べログオーナー管理画面」にアクセスし、オーナー用アカウントを作成します。メールアドレスやパスワードを登録するだけで、管理画面にログインできるようになります。

ただし、食べログ店舗会員のお申し込みには、お申し込みを希望する店舗情報が食べログに掲載されている必要があります。

登録はこちら

店舗掲載がない場合

食べログは、店舗の情報掲載を依頼の有無に関わらず行っています。

登録したいけどまだ店舗が掲載されていない、今後新規オープンする店舗を登録したい、という場合は、以下のフォームより登録依頼を送る必要があります。

https://tabelog.com/support/inquiry/?type=3

登録依頼と同時にアカウント登録も可能です。

すでに店舗が登録されている場合

新規オープン直後でも、ユーザーが口コミを投稿した場合には「勝手に店舗が登録される」ケースがあります。その場合でも、オーナー権限を申請すれば、店舗情報の編集や写真の追加などが可能になります。オーナー申請は管理画面から手続きでき、承認されると編集権限が付与されます。

店舗情報を入力する

管理画面から店舗の基本情報を入力します。住所・電話番号・営業時間・写真などを正確に登録することで、ユーザーにとって信頼性の高いページが完成します。

既に情報が登録されている場合も、店舗側から正しい情報に更新することが可能です。

※店舗情報の入力と、審査・初回ログインの順序は逆転する場合があります。

審査と承認を待つ

入力内容は食べログ運営側で審査されます。審査後、お店の電話番号宛に電話がきます。お申し込み内容を確認後、本登録用メールが届きますので本登録を完了させましょう。

掲載が開始される

審査を通過すると、店舗ページが正式に公開されます。以降はオーナー管理画面から営業時間の変更や写真の追加などを行うことが可能になります。

食べログの料金プランと機能【無料/有料の違い】

食べログの店舗登録は無料で始められますが、集客効果を高めるためには有料プランの利用も選択肢に入ります。ここでは、無料と有料の違い、そしてそれぞれのプランで利用できる機能を整理します。

表示順位・写真掲載・予約機能の差

• 表示順位
  無料掲載では基本的に検索結果の下位に表示されるため、競合店に埋もれやすくなります。有料プランでは検索表示の優遇やバナー掲載枠があるため、ユーザーの目に触れる機会が増えます。
• 写真掲載
  無料では写真掲載数に制限があり、店舗の雰囲気や料理を十分に伝えられません。有料プランでは複数枚の写真を掲載でき、料理や内装をアピールしやすくなります。
• 予約機能
  無料プランではネット予約機能は利用できません。有料プランでは予約フォームが利用でき、ユーザーがそのまま予約につなげられるため、集客効果が大きく変わります。

使える機能の比較表

無料プランは「最低限の店舗情報を載せる」程度に留まります。一方、有料プランは「予約・露出・データ分析」といった集客に直結する機能が揃っており、ユーザーへの訴求力が大きく異なります。

有料プランの特徴

有料プランでは、検索結果での露出強化や、ネット予約機能の拡張が可能になります。特に予約導線を確保したい店舗や、競合の多いエリアでは導入を検討する価値があります。

プラン別の料金比較表

※料金は公式情報に基づきますが、最新の情報は必ず食べログ公式ページでご確認ください。

有料プランについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

食べログ登録後にできる店舗情報の編集・活用方法

食べログに店舗を登録した後は、定期的に情報を更新し、店舗ページをより魅力的に育てていくことが重要です。情報を最新の状態に保つことで、ユーザーの信頼を得やすくなり、予約や来店の増加につながります。ここでは登録後にできる活用方法を紹介します。

写真やメニュー情報の更新

写真はユーザーの判断に大きな影響を与えます。

• 料理の写真は最新のメニューに差し替える
• 明るく清潔感のある店内写真を追加する
• 季節限定メニューは旬ごとに入れ替える

「見た目」で選ぶユーザーは年々増えており、写真のクオリティが来店数に直結します。

営業時間・定休日の変更

営業時間や定休日は日常的に変わりやすい情報です。

• 営業時間変更
• 臨時休業
• ランチ営業の開始・終了
• 年末年始の営業体制

などに変更があれば、必ず早めに更新しましょう。

Googleマップや他媒体とも情報が一致していると、ユーザーの信頼度も高まります。

口コミ対応・丁寧な返信

良い口コミにはお礼を返し、改善点が指摘されている場合は誠実に対応すると、
店舗の印象が大きく向上します。

• 返信の有無でページの印象が変わる
• 問題点を改善したことが伝わると信頼が増す
• 常連化につながることも多い

口コミは店舗の「生の評価」なので、丁寧に扱うことが重要です。

メニュー情報の整備：来店前の期待値を整える

ユーザーは必ず「価格帯」「提供メニュー」を確認します。

• メニュー写真
• 価格・量・季節メニュー
• アレルギー情報

などを整備しておくと、来店時のミスマッチを防げます。

クーポンやキャンペーン情報の発信

クーポンやキャンペーンを掲載することで、集客を後押しできます。特に新規顧客の獲得やリピーターの定着に有効です。

予約機能の活用

有料プランを利用すれば、食べログ上でネット予約を受け付けることができます。予約導線を整えることで、ユーザーの利便性が高まり、予約数の増加にもつながります。
初期費用や月額費用は0円で始められ、予約した人数によって送客手数料が従量課金型でかかるプランになっています。

食べログ掲載だけでは不十分？集客導線を広げる方法

食べログへの掲載は、店舗を知ってもらうための重要な第一歩です。
ただし、現在のユーザーは 検索エンジン・地図アプリ・SNSなど複数のチャネルを行き来しながら飲食店を選ぶ ため、食べログだけに頼ると集客の機会を取りこぼしてしまう可能性があります。

ここでは、食べログと併用すべき主要な集客導線を整理します。

1. Googleビジネスプロフィール（Google マップ）で発見率を高める

Google検索・Googleマップで店舗を探すユーザーは非常に多く、
「近くの飲食店」「ジャンル＋地域」 といった検索からの来店が増えています。

• 営業時間・定休日を正しく登録
• 写真を複数アップ
• 新メニューやお知らせを投稿

といった基本を整えるだけでも、来店率は大きく変わります。

2. Instagram・TikTokなどのSNSで“店の魅力”を視覚的に届ける

料理写真や動画との相性が良く、SNSから店舗名検索につながるケースも増えています。

• 新メニュー
• 季節限定メニュー
• 店舗の雰囲気
• スタッフ紹介

などを定期的に発信すると、認知の幅が広がります。

3. 他グルメサイトと併用してターゲットの違いをおさえる

食べログ以外にも、ユーザー層が異なるグルメ媒体があります。

• ホットペッパー：クーポン重視の層
• ぐるなび：宴会・会食需要
• Retty：口コミ発信が得意な層

店舗のジャンルや客層に合わせて使い分けると、集客の取りこぼしを防げます。

4. 公式サイトや独自の予約ページを用意

一度店舗名を知ってもらった後、ユーザーは 「店名＋予約」 で検索することが多いです。
このときに公式サイトや予約ページが整備されていると、予約までスムーズにつながります。

予約導線を強化するには？

集客チャネルを整えた後は、
「どこから見られても予約できる状態」 を用意することが重要です。
Google検索・公式サイト・SNSなど、複数の入口を一つの予約ページにまとめておくと、予約の取りこぼしを防げます。

その仕組みをシンプルに作れるのが、当社の Rリザーブ です。

• 予約手数料なし（完全定額制）
• Google（Googleで予約）と連携
• 公式サイト・Instagram・Xなどに予約ページを設置可能
• 予約台帳・顧客管理が一元化

複数の導線をまとめて管理できるため、
「検索 → 予約」までの流れがスムーズになり、取りこぼしが減ります。

食べログ店舗登録の注意点

食べログへの店舗登録は集客に有効ですが、注意すべき点もあります。登録前にリスクや制限を把握しておくことで、より効果的に活用できるようになります。ここでは代表的な注意点を紹介します。

審査があることを理解しておく

登録した情報はすべて食べログ運営の審査を通過する必要があります。不正確な情報や不十分な内容があると承認されない場合もあるため、正確なデータを用意して申請することが重要です。

口コミに左右されやすい

食べログは口コミサイトとしての性質が強いため、評価やコメントが集客に直結します。ポジティブな口コミが増えれば効果的ですが、ネガティブな口コミが続くと集客に悪影響を与えるリスクがあります。

有料プランの検討が必要になる場合もある

無料プランだけでは露出や予約機能に限界があります。競合店が多いエリアや、積極的に予約を取り込みたい店舗では有料プランを導入しないと効果が薄い場合もあります。費用対効果を見極めながら導入を検討することが大切です。

食べログの店舗登録に関してよくある質問（FAQ）

食べログの店舗登録については、多くのオーナーが似たような疑問を持っています。ここでは「登録は無料？」「料金はいくら？」「勝手に登録されるのはなぜ？」といった、よく検索される質問に答えていきます。登録を検討している方は、事前に確認しておくと安心です。

食べログに店舗登録する方法は？

食べログオーナー管理画面からアカウントを作成し、店舗の基本情報や写真を入力することで登録できます。登録内容は運営の審査を経て、承認されれば掲載が開始されます。

食べログに店舗が勝手に登録されているのはなぜ？

ユーザーからの口コミ投稿をきっかけに、店舗情報が自動的に作成されるケースがあります。その場合でも、オーナー申請を行えば店舗情報を編集・管理できるようになります。

食べログの店舗登録は無料ですか？

はい。基本的な店舗情報の登録は無料です。ただし、検索結果での露出強化やネット予約機能などを利用する場合は、有料プラン（月額1万円〜）への加入が必要になります。

食べログの掲載料金はいくらですか？

無料プランは0円ですが、有料プランは月額1万円〜10万円程度の複数プランがあり、機能や露出度によって異なります。別途、ネット予約に応じた従量課金（ランチ100円／人・ディナー200円／人）も発生します。

食べログに登録されている店舗数はどのくらい？

食べログには全国で約80万店以上の飲食店が掲載されています（2024年時点の公式データに基づく）。そのため、ユーザーの検索母数が多く、集客効果を期待できる媒体です。

食べログで会員登録しないと予約できませんか？

食べログのネット予約機能を利用する場合、基本的には会員登録が必要です。ただし、店舗によっては電話予約や外部予約システムに誘導されるケースもあります。

食べログの会員登録にデメリットはありますか？

一般ユーザーにとっては、個人情報を登録する必要がある点や、予約キャンセル時に手間がかかる点がデメリットとされます。オーナー側にとっては、会員による口コミが店舗評価に直結するため、常に品質管理が求められる点が注意点です。

まとめ｜食べログ登録で集客の第一歩を踏み出そう

食べログへの店舗登録は、無料で始められる手軽な集客手段です。まずは基本情報を掲載し、口コミ対応や写真更新などの運用を通してページの信頼性を高めることが大切です。
競合が多いエリアや予約数を伸ばしたい店舗は、有料プランの活用で露出強化も検討できます。
また、食べログに依存せず GoogleビジネスプロフィールやSNSと併用することで、集客経路を広げられます。まずは無料登録から始め、自店舗に合った運用方法を見つけていきましょう。