臨時休業なのにネット予約が止まらない、満席なのに食べログから予約が入ってしまう——そんな経験はありませんか?
本記事では、食べログのネット予約管理画面、または食べログノートから予約を停止する方法を詳しく解説します。
特定日や時間帯、席単位の制限設定から、休業日の反映・再開方法までを網羅しているため、予約運用でのミスやトラブルを防ぎたい飲食店の方はぜひ参考にしてください。
目次
予約停止の基本:食べログ管理画面から停止する方法
食べログでは、ネット予約サービスを契約したまま、一時的にネット予約の受付を停止することが可能です。
予約の停止は、食べログのネット予約管理画面、または食べログノートから操作が可能です。
まずは、食べログの予約管理画面から予約を停止する、または予約停止を解除する方法を解説します。
予約管理画面での停止方法(パソコン版)
- ネット予約管理画面から、在庫管理にアクセスします。
- 在庫数を調整したいネット予約席の「設定・管理」ボタンをクリックします。
- 表示された4か月分のカレンダーから日付を選び、在庫数を「0」に設定します。特定日を選択し、販売する卓数の欄に「0」と入力することで、その日のネット予約を停止することができます。
- 「在庫を確定する」ボタンをクリックします。設定内容を確認のうえ確定ボタンを押すと、即時反映されます。
予約管理画面での停止方法(スマートフォン版)
- 操作画面を開いて、在庫数を調整したい席をプルダウンから選択します。
- 「在庫の設定・管理」ボタンをタップすると、選択した席の在庫設定画面が表示されます。
- 在庫数を「0」に設定したい日付を選び、0を入力します。特定日だけネット予約を停止したい場合、その日の販売卓数を「0」とします。
- 「この内容で確認する」ボタンをタップし、設定を確認する画面に進みます。
- 「この内容で登録する」ボタンをタップして完了です。最終確認後、登録すれば設定が反映されます。
以下も合わせてご覧ください。
「【ネット予約管理画面】予約を受付ける在庫数を調整する」(食べログ公式ヘルプ)
注意点
・この方法は特定の席や日時だけを一時的に停止したい場合に有効
・完全にネット予約全体を停止したい場合は、別途「予約受付停止機能」を使用する
・パソコン版では4か月先まで、スマートフォン版では1か月単位で在庫設定が可能
・在庫が0になっていても、すでに入っている予約には影響しない
このように、在庫設定を活用することで、状況に応じた柔軟な予約停止が実現できます。
予約受付を再開する場合
設定した予約停止を編集する、または再開する場合は、同じ手順で在庫数の数をもとに戻す必要があります。
一括で再開することはできませんので注意が必要です。
その点、食べログノートでの「予約ブロック設定」は編集が可能です。
食べログノートとは?予約ブロック機能の基本を知ろう
食べログノートとは、食べログネット予約を利用している店舗向けのオンライン予約台帳サービスです。
電話予約や各種グルメ媒体のネット予約を一元管理することが可能です。
食べログノートでできること
・ネット予約の受付
・予約枠・席の管理
・顧客情報の記録と閲覧
・予約メモ・キャンセル管理
・ネット予約の一時停止や制限
食べログノートで予約を停止・再開する方法
予約の停止は、食べログのネット予約管理画面、または食べログノートから停止が可能です。
ここでは、食べログノートから予約を停止する、「ネット予約ブロック」機能の利用方法を紹介します。
予約ブロックの操作方法(パソコン版)
- 食べログノートの画面「タイムスケジュール」をクリックします。
- 画面右上にある、「ネット予約ブロック」の「追加」ボタンをクリックします。
- 卓を指定する場合は選択、すべての場合はすべての卓を選択します。
- 期間および時間帯を入力します。終了日を指定しなければ、半永久的に予約受付を停止することも可能です。
- 繰り返し設定で期間中すべての日または特定の曜日で設定が可能です。
- 「登録する」ボタンをクリックします。
予約ブロックを修正・削除する方法
- 食べログノートの画面「スケジュール」をクリックします。
- 画面右上にある、「ブロック一覧」ボタンをクリックします。
- 選択した日付にかかるブロックが表示されるため、確認したい日付を選択します。必要に応じて席(卓)での絞り込みも可能です。
- 編集・修正を行いたいブロックの「編集」ボタンをクリック、削除する場合は「削除」ボタンをクリックします。
- 修正画面にて内容を修正し、「更新する」ボタンをクリックします。
予約ブロックの操作方法(スマートフォンアプリ版)
- アプリを開き、タイムスケジュール画面を開きます。
- 画面下にある「ブロック」を押し、「登録する」をクリック
- 卓の設定「すべての卓」「卓ごとの設定」などを選択します。卓ごとに設定する場合は、ブロックする卓を選択するなど、卓ごとに設定を変更できます。
- ブロックする期間(開始日・終了日)と時間を設定します。終了日を指定しなければ、半永久的に予約受付を停止することも可能です。
- 繰り返し設定で期間中すべての日または特定の曜日で設定が可能です。
- 必要に応じてメモを入力し、登録するを押して停止完了です。
予約ブロックを修正・削除する方法
- アプリを開き、タイムスケジュール画面を開きます。
- 画面下にある「ブロック」を押し、修正したいブロック設定を探します。
- 編集・修正を行いたいブロックの「編集」ボタンをクリック、削除する場合は「削除」ボタンをクリックします。
- 修正画面にて内容を修正し、「更新する」ボタンをクリックします。
予約ブロックの操作方法(iPadアプリ版)
- アプリを開き右側のタブから「予約」を開きます
- 画面右上にある、赤いブロックボタンをタップし、「登録する」をタップ
- 卓を指定する場合は選択、すべての場合はすべての卓を選択します。
- 期間および時間帯を入力します。終了日を指定しなければ、半永久的に予約受付を停止することも可能です。
- 繰り返し設定で期間中すべての日または特定の曜日で設定が可能です。
- 「登録する」ボタンをクリックします。
予約ブロックを修正・削除する方法
- アプリを開き、右側のタブから「予約」を開きます
- 画面右上にある、赤いブロックボタンをタップすると、ブロック設定が表示されます。必要に応じて席(卓)での絞り込みも可能です。
- 編集・修正を行いたいブロックの「編集」ボタンをクリック、削除する場合は「削除」ボタンをクリックします。
- 修正画面にて内容を修正し、「更新する」ボタンをクリックします。
注意点
・予約ブロックを設定しても、既に入っている予約には影響しない
・ブロックは複数設定可能ですが、重複設定に注意が必要
・席指定をしない場合、全席が予約不可になる
・ブロックの追加・編集・削除はすべて手動で行う必要がある
・一括で複数ブロックを解除したい場合も、ブロックごとに手動で削除する必要がある
・削除後、すぐに反映されますが、ユーザー画面では反映までに数分のタイムラグがある可能性がある
予約再開後は、混雑状況や席の稼働状況を見ながら、必要に応じて再度ブロックの設定や在庫調整を行いましょう。
以下も合わせてご覧ください。
「【食べログノート】日時/卓を指定してネット予約を受け付けない」(食べログ公式ヘルプ)
休業日・臨時休業時の予約停止の正しい設定方法
ネット予約の受付時間や休業日は、日ごとに変更することができます。
以下のようなケースでは、この個別設定機能を使って変更します。
- 臨時営業にしたい
- 臨時休業にしたい
- 臨時で営業時間を変更したい
コースや席設定の利用時間に関わらず、ここで設定した時間以外には予約が入らないようになります。
操作は「ネット予約営業時間の個別設定」画面から行ってください。食べログノートを利用している場合は、こちらの公式ヘルプをご覧ください。
臨時「営業」にしたい場合の設定手順
休業日を臨時営業日に変える場合は、営業日/休業日の設定変更に加えて、個別の在庫設定も必要です。
- ネット予約受付設定から、営業したい休業日の「設定する」をクリックします。
- 「営業日/休業日」欄の「営業日に設定」にチェックを入れます。
- ランチ営業時間・ディナー営業時間の「予約不可」にチェックが入っているので、受付けたい時間帯のチェックを外します。
- 営業時間を設定します。
- 「反映する」ボタンをクリックします。
- 「在庫管理」画面から、営業する日付の在庫を「受付中」に変更します。
臨時「休業」にしたい場合の設定手順
- ネット予約受付設定から、休業したい日の「設定する」をクリックします。
- 「営業日/休業日」欄の「休業日に設定」にチェックを入れます。
- 「反映する」ボタンをクリックします。
臨時で営業時間を変更したい場合の設定手順
- ネット予約受付設定から、営業時間を変更したい日の「設定する」をクリックします。
- 「ネット予約営業時間」欄の「個別に設定」にチェックを入れます。
- 変更後の営業時間を入力します。
- 「反映する」ボタンをクリックします。
以下も合わせてご覧ください。
「【ネット予約管理画面】予約を受付ける時間/休業日を個別設定する」(食べログ公式ヘルプ)
食べログで予約を停止する際のよくあるミスと対処法
食べログノートや食べログの予約管理画面でネット予約を停止する際は、操作自体は簡単ですが、設定ミスや見落としによってユーザーやスタッフに混乱を招く可能性があります。以下に、よくある注意点と店舗運営で起こりやすいミスのパターン、そして負担を減らすための対処方法を整理します。
注意点
・反映タイミングに関する注意点
設定後すぐに予約が停止・再開されないように見えることがありますが、システム上は処理中です。反映まで時間がかかる場合があるため、設定後に一度ユーザー画面で確認するのが確実です。
・既存予約への影響
あくまで「これから入る予約」の制限となるため、既に入っている予約はそのまま有効です。キャンセル対応などが必要な場合は、別途手動で処理を行います。
・席指定のミスに注意
予約ブロックや在庫設定の際に、席を指定しないと、全席が予約不可になることがあります。必要な席だけを停止するように、対象をしっかり指定してください。
・設定漏れを防ぐ
営業していない日でも、ネット上では「予約可能」と表示されるケースがあります。カレンダーや曜日設定を用いて、事前にブロックや在庫調整を行っておきましょう。
・設定の重複に注意
どちらか一方で管理するのが基本です。設定が重なると、どちらが有効になっているか判断しづらくなるため、運用ルールを社内で統一することが大切です。
よくあるミス
1. 予約を停止したつもりが、特定席だけ停止されていなかった
→ 席指定の設定漏れや、在庫「1」などの誤入力に注意。
2. 予約受付を再開したのに、在庫が「0」のままだった
→ ブロックは解除しても、在庫が復旧していないと予約は入らない。
3. 設定後の保存ボタンを押し忘れて、反映されていなかった
→ 「登録する」「保存する」などの操作を忘れずに。
4. スマホ版で1ヶ月先までしか設定できないことに気づかず、空白期間ができた
→ 長期間の設定はパソコン版で行う方が安全です。
ネット予約を止める目的は、オペレーションの最適化や混雑回避ですが、設定ミスがあると逆にトラブルの原因になりかねません。設定後の確認と、スタッフ間での共有が大切です。
予約管理をシンプルにする選択肢(外部システム活用)
設定作業が複雑でミスが頻発する場合は、設定のシンプルさや運用負荷の低さを重視した外部システムを併用・導入するという選択肢もあります。
例えば、
- 在庫管理
- ネット予約の受付制御
- Google連携
- 顧客管理
などを一つの画面でまとめて扱えるシステムを導入することで、操作の分散や設定漏れを防ぎやすくなります。
月額固定で予約手数料がかからない Rリザーブ などは、Googleで予約と連携しつつ、席・時間帯ごとの在庫管理をシンプルに行えるため、設定作業の負荷を抑えたい店舗に向いています。
食べログノート/食べログの予約停止に関するよくある質問
ここでは、食べログノートや食べログ予約管理画面でのネット予約の停止や再開に関して、店舗からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. 一時停止中にすでに入っている予約はどうなりますか?
既に入っている予約はそのまま有効です。 予約の「停止」は、これから入る新規予約の受付を制限するものであり、過去に確定している予約に影響はありません。必要に応じて、個別にキャンセル処理を行ってください。
Q2. ネット予約を停止したら、予約者側の画面はどう表示されますか?
「ネット予約受付停止中」と表示され、予約ボタンが非表示になります。 このため、予約者側はその日・時間帯・席での予約を取ることができません。なお、設定内容によっては他の席や時間帯は予約可能なままです。
Q3. 特定の席だけネット予約を止めることは可能ですか?
はい、可能です。 ブロック機能や在庫設定で「卓(席)」を指定することで、席単位で予約受付を停止できます。ただし、設定を誤ると全席が停止状態になるため、対象の選択には注意してください。
Q4. 一時停止を解除する方法はありますか?
はい、予約ブロックを削除または在庫数を再設定することで解除できます。 ブロック一覧画面から削除、または在庫設定画面で日付ごとに在庫数を入力して再開できます。詳しくは『予約ブロックを解除する方法』をご覧ください
Q5. ネット予約停止の設定を一括で複数日に適用できますか?
ブロック機能では、複数日をまとめて設定できます。 「開始日」と「終了日」を指定して、同じ内容の予約ブロックを連続適用できます。ただし、在庫設定は日ごとの入力が必要なため、一括設定にはやや手間がかかります。
Q6. スマートフォンからも予約停止設定は可能ですか?
可能です。
スマートフォン版の在庫設定では、操作月の範囲内で日別に在庫数を設定・調整できます。長期にわたる停止設定は、PC版の方が効率的です。
食べログノートから予約ブロックを行う場合は、スマートフォン・PCでも変わらず期間の設定が可能です。
【まとめ】食べログでの予約停止と再開を正しく使い分けよう
食べログノートや食べログの予約管理画面では、営業状況やスタッフ体制に合わせて、ネット予約を柔軟にコントロールすることが可能です。
特定日時や席単位での予約停止、全体の一時停止、そして設定の解除や再開まで、一連の操作を行うことができます。
ただ、食べログ予約管理画面から行うか、食べログノートから操作するかによって操作方法が変わりますので、その点は注意が必要です。
それぞれの機能を適切に使い分けることで、無理のない予約運用が実現し、オペレーションミスやトラブルを未然に防ぐことができます。